WordPressでブログを書いていると、アイキャッチ画像を設定するたびにメディアライブラリをスクロールし続けることになりがちだ。記事が増えるほど画像も増え、目当ての1枚を探す時間はどんどん長くなっていく。
この記事では、プラグイン「Enhanced Media Library」を使って画像をカテゴリで整理し、アイキャッチ画像の選択画面でもカテゴリで絞り込めるようにする方法を解説する。インストールから設定、つまずきやすいポイントまで順番に説明するので、画像探しに時間を取られている人はこの手順どおりに進めてみてほしい。
アイキャッチ画像が探しにくくなる原因

ブログを続けていると、メディアライブラリには記事ごとのアイキャッチ画像、記事内のスクリーンショット、図解などがどんどんたまっていく。記事が数十本を超えるころには、アイキャッチを設定しようとしてもスクロールを延々と続けることになり、目当ての画像がなかなか見つからない。
原因は、WordPress標準のメディアライブラリに「整理する」仕組みがほとんどないことにある。標準で使える絞り込みは、画像・音声・動画といったファイルの種類と、アップロードした月くらいだ。アップロードした月はわかっても、その画像がどのテーマの記事のためのものかまではわからない。キーワード検索もできるが、スマホで撮った写真やスクリーンショットはファイル名が数字の羅列になりがちで、検索ではまず引っかからない。
つまり、画像そのものに「何に使う画像か」という目印を付けない限り、探しにくさは解消しない。その目印を付けられるようにするのが、Enhanced Media Libraryというプラグインだ。
絞り込めるのは
ファイルの種類と
アップロードした月だけ
自分で作ったカテゴリで
アイキャッチ選択画面でも
絞り込める
Enhanced Media Libraryでできること
Enhanced Media Libraryは、メディアライブラリの画像に「メディアカテゴリー」を付けられるようにするプラグインだ。投稿にカテゴリを付けるのと同じ感覚で画像を分類でき、分類したカテゴリでメディアライブラリを絞り込める。しかも絞り込みはメディアライブラリの画面だけでなく、投稿編集画面の「アイキャッチ画像を設定」や画像の挿入画面でも使える。アイキャッチを探す手間を減らしたい人にとって、ここがいちばん大きなポイントだ。
フォルダ分けのように見えるが、実際にはサーバー上のファイルを移動しているわけではなく、画像にラベルを貼っているだけである。そのため画像のURLは変わらず、すでに公開している記事の画像がリンク切れになる心配はない。プラグインを無効化してもカテゴリの情報は消えずに残るので、試しに入れてみて合わなければ外す、という使い方もしやすい。
メディアカテゴリー:画像や動画などのメディアに付けるラベルのこと。管理画面ではフォルダのように表示されるが、ファイルの保存場所は変わらない。1枚の画像に複数のカテゴリを付けることもできる。
プラグインをインストールする
まずはプラグインをインストールして有効化する。作業は管理画面の中だけで完結する。
管理画面の左側のメニューから「プラグイン」→「新規プラグインを追加」をクリックする。
右上の検索欄に「Enhanced Media Library」と入力する。

検索結果に表示されたEnhanced Media Libraryの「今すぐインストール」をクリックする。画面の中ほどに表示されることが多い。


インストールが終わるとボタンが「有効化」に変わるので、クリックして有効にする。

名前の似たメディア管理系プラグインがいくつもあるので、作者名が「webbistro」になっているものを選ぶと間違えにくい。なお、メディアライブラリをフォルダ分けする別のプラグインをすでに入れている場合は、併用すると表示や絞り込みがうまく動かないことがある。どちらか一方に絞って使うほうが安全だ。
メディアカテゴリーを作成する
有効化すると、管理画面の「メディア」メニューの中に「メディアカテゴリー」が追加される。ここで画像を分けるためのカテゴリを作る。
管理画面の「メディア」→「メディアカテゴリー」をクリックする。
「名前」の欄に、作りたいカテゴリ名を入力する。
ボタンをクリックすると、右側の一覧にカテゴリが追加される。

カテゴリの分け方で迷ったら、ブログの投稿カテゴリと同じ名前で作るのがいちばんわかりやすい。アイキャッチを探すときは「いま書いている記事のカテゴリ」で絞り込めばいいので、考えなくても目当ての画像にたどり着ける。
最初から細かく分けすぎると、どこに入れたか自分でもわからなくなり、整理するための仕組みがかえって手間になる。まずは大きく分けて、画像が増えて探しにくくなったところだけ子カテゴリで分ける、という順番で進めると失敗しにくい。
画像にカテゴリを割り当てる
カテゴリを作っただけでは、絞り込んでも何も出てこない。次に、手持ちの画像をカテゴリに割り当てていく。
管理画面の「メディア」→「ライブラリ」をクリックする。
一覧から、カテゴリを付けたい画像をクリックして詳細を開く。
右側に表示される「メディアカテゴリー」の欄で、該当するカテゴリにチェックを入れる。

まとめて割り当てるときの注意
メディアライブラリでは、ShiftキーやCtrlキー(MacはCommandキー)を押しながらクリックすると複数の画像を選択できる。ただし、無料版では複数選択した画像へのカテゴリの一括割り当てがうまく反映されないことがある。開発元も一括での分類はPRO版の機能として案内しているので、無料版で使う限りは、まとめて割り当てた結果をあてにしないほうがいい。チェックを入れても反映されていないように見えるときは、一度ページを再読み込みすると反映されている場合もある。
1枚ずつクリックしてチェックを入れるのが、
いちばん早くて確実だ。
これから追加する画像はアップロード時に割り当てる
過去の画像をすべて整理しようとすると、それだけで一日仕事になってしまう。過去の画像はよく使うアイキャッチから少しずつ割り当てていけば十分で、それより大事なのはこれから追加する画像を散らかさないことだ。画像をアップロードしたら、その場で詳細画面を開いてカテゴリにチェックを入れる。この一手間を習慣にしておけば、画像がどれだけ増えても探しにくさが戻ってこない。
アイキャッチ画像の選択画面で絞り込む
割り当てが済んだら、実際にアイキャッチ画像を設定する画面で絞り込んでみる。
投稿の編集画面を開き、右側の設定欄にある「アイキャッチ画像を設定」をクリックする。

画像一覧の上にある絞り込みのプルダウンから、作成したカテゴリを選ぶ。
表示された画像の中から使いたいものを選んで設定する。

この絞り込みは、記事の本文に画像を挿入するときのメディア選択画面でも同じように使える。記事内で使うスクリーンショットや図解もカテゴリ分けしておけば、執筆中に画像を探して手が止まる時間をかなり減らせる。

うまく動かないときのチェックポイント
カテゴリの件数表示が合わない
メディアカテゴリーの一覧に表示される画像の件数が、実際に割り当てた枚数とずれることがある。これは件数の表示だけの問題で、絞り込み自体は正常に動作する。件数が合わなくても、絞り込んで目当ての画像が出てくれば問題はない。
絞り込みのプルダウンが表示されない
絞り込みのプルダウンが見当たらない場合は、管理画面の「設定」→「メディアタクソノミー」を開いてみるといい。ここでメディアカテゴリーの絞り込みを表示するかどうかを切り替えられるので、オフになっていないか確認する。
他のメディア系プラグインと競合している
前述のとおり、フォルダ分け系のプラグインを併用していると、表示が崩れたり絞り込みが効かなかったりすることがある。不具合が出たときは、どちらか一方を無効化して様子を見るとよい。
まとめ:画像はカテゴリを付けておけばすぐ見つかる
画像が増えてアイキャッチを探しにくくなったら、Enhanced Media Libraryを入れてメディアカテゴリーで整理するのが手軽な解決策だ。プラグインをインストールしてカテゴリを作り、画像に割り当てるだけで、メディアライブラリとアイキャッチの選択画面の両方でカテゴリごとに絞り込めるようになる。
まずはブログの投稿カテゴリと同じ名前でメディアカテゴリーを作り、よく使うアイキャッチ画像から1枚ずつ割り当ててみてほしい。そのうえで、これから追加する画像はアップロードしたその場でカテゴリを付ける習慣にすれば、次に記事を書くときから画像探しの手間はぐっと軽くなる。



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