楽天ペイ・PayPay・au PAYはどれがお得?実際の買い物でポイント還元率を比較してみた

デジタル・AI

普段の買い物では、楽天ペイを使うことが多い。

ところが最近、Claudeの支払いに利用していた楽天銀行のJCBデビットカードで決済ができなくなった。Visaデビットカードへの変更も考えたが、それなら普段の支払いもau PAYなどに切り替えてみようかと思った。そこで気になったのが、ポイント還元率の違いだ。

楽天ペイ、PayPay、au PAYは、どれもスマートフォンで簡単に支払える決済サービスだが、実際にどのくらいポイントが貯まるのだろうか。今回は、楽天ペイで実際に買い物をした履歴をもとに、PayPayやau PAYで同じ金額を支払った場合のポイントを比較してみた。

楽天ペイで実際に獲得したポイント

まずは、楽天ペイの利用履歴から、実際に支払った金額と獲得したポイントを確認してみた。支払い方法は、楽天キャッシュにチャージした残高を利用するコード決済だ。

利用店舗 支払金額 獲得ポイント
POPGARDEN138円1pt
加盟店300円4pt
東急ストア623円9pt
東急ストア815円12pt
東急ストア1,131円16pt
加盟店1,290円18pt
合計4,297円60pt

※同じ12ポイントの履歴が重複していたため、集計から除外している。

合計4,297円の買い物で、60ポイントを獲得していた。実際の還元率を計算すると、次のようになる。

60 ÷ 4,297 × 100 = 約1.40%

楽天ペイの最大還元率は1.5%だが、実際には支払金額による端数の切り捨てがあるため、必ずしもぴったり1.5%になるわけではない。

楽天ペイのポイントはどうやって計算される?

楽天ペイの楽天キャッシュを利用したコード決済では、条件を満たすと最大1.5%のポイント還元を受けられる。今回の利用履歴を見ると、100円につき1ポイントと、200円につき1ポイントを組み合わせた計算と一致している。

例えば815円の買い物なら、次のようになる。

100円につき1ポイント:8ポイント
200円につき1ポイント:4ポイント
合計:12ポイント

138円の場合は、100円単位の1ポイントだけとなる。このように、同じ1.5%還元でも、支払金額によって実質的な還元率には多少の違いが生じる。

なお、楽天ペイで最大1.5%の還元を受けるには、対象期間中に楽天ポイントカードを2回以上提示するなどの条件がある。条件を満たさない場合は、最大1.0%となる。

au PAYとPayPayでは何ポイントもらえる?

楽天ペイ 最大1.5%還元のカウント期間と適用月のイメージ
出典:楽天ペイ公式サイト

では、同じ買い物をau PAYやPayPayで支払った場合はどうなるのだろうか。通常の残高払いで比較すると、基本となる還元率は次のとおりだ。

決済サービス 通常の還元率
楽天ペイ(楽天キャッシュ)最大1.5%
au PAY(残高払い)0.5%
PayPay(残高払い)0.5%
楽天ペイ
最大1.5%
au PAY
0.5%
PayPay
0.5%

au PAYとPayPayは、通常200円につき1ポイントが付与される仕組みだ。先ほどの買い物に当てはめてみる。

支払金額 楽天ペイ(実績) au PAY(試算) PayPay(試算)
138円1pt0pt0pt
300円4pt1pt1pt
623円9pt3pt3pt
815円12pt4pt4pt
1,131円16pt5pt5pt
1,290円18pt6pt6pt
合計60pt19pt19pt

楽天ペイでは60ポイントだったのに対して、au PAYとPayPayではそれぞれ19ポイントという計算になった。

4,297円の買い物で獲得できるポイント
楽天ペイ(実績)
60pt
au PAY(試算)
19pt
PayPay(試算)
19pt
同じ4,297円の買い物でも、
41ポイントの差がある。

毎日の買い物では年間どのくらい差が出る?

1回の買い物では数ポイントの違いでも、日常的に利用していれば差は大きくなる。例えば、今回の4,297円分の買い物を月に4回繰り返した場合を考えてみる。

決済サービス 月間獲得ポイント 年間獲得ポイント
楽天ペイ240pt2,880pt
au PAY76pt912pt
PayPay76pt912pt
年間では、楽天ペイとau PAY・PayPayの間に、
1,968ポイントの差が生まれる。

もちろん、これは同じ金額の買い物を繰り返した場合の単純計算だ。実際には買い物の回数や金額、キャンペーンによって変わってくる。それでも、普段の支払い方法を変えるだけで、年間の獲得ポイントにこれだけ違いが出る可能性があるのは興味深い。

楽天ポイントカードの提示でさらに貯まる場合もある

楽天ペイには、支払いによるポイント還元とは別に、楽天ポイントカードの提示でポイントが貯まる店舗もある。

例えば、楽天ポイントカードの提示で1.0%、楽天ペイの支払いで最大1.5%の還元を受けられる店舗なら、合計で最大2.5%になる場合がある。

楽天ペイで最大2.5%になる内訳
1.0%
1.5%
楽天ポイントカード提示 楽天ペイ残高払い(条件達成時)
合計 最大2.5%
楽天ポイントカードをピッして最大1.0%還元+楽天ペイ残高でペイして最大1.5%還元
出典:楽天ペイ公式サイト

ただし、楽天ポイントカードを提示すれば必ず1.0%が付与されるわけではない。店舗によって還元率や対象条件が異なる。

楽天ペイの最大1.5%還元を受けるためのポイントカード提示条件と、店舗でポイントカードを提示して獲得するポイントは、別の仕組みだ。

PayPayやau PAYにも独自のメリットがある

ここまでの比較では楽天ペイの獲得ポイントが多くなったが、PayPayやau PAYにも還元率が上がる仕組みがある。

PayPayの場合、PayPayクレジットを利用すると基本還元率は1.0%だ。さらに、前月に200円以上の決済を30回以上、合計10万円以上という条件を満たすと、翌月の還元率が0.5%上乗せされる。この場合、PayPayクレジットでも最大1.5%の還元率になる。

PayPayクレジットの還元率(PayPayステップ)
1.0%
基本還元率
1.5%
+0.5%
基本還元率
通常
前月の条件達成時
条件:200円以上の決済30回以上 + 合計10万円以上(前月)
PayPayステップの達成条件 ①決済回数 合わせて30回(200円以上) ②決済金額 合わせて10万円
出典:PayPay公式サイト(PayPayステップ)

一方、au PAYでは、対象店舗で通常より多くのPontaポイントが貯まる「Pontaアップ店」などの仕組みがある。

PayPay

PayPayクレジットで基本1.0%
条件達成で最大1.5%

au PAY

Pontaアップ店などで
通常より多くPontaポイントが貯まる

そのため、必ずしも楽天ペイがすべての買い物で最もお得というわけではない。どの決済サービスが有利になるかは、支払い方法や利用店舗、キャンペーンの有無によっても変わってくる。

デビットカードでもポイントは貯まる?

ここで気になったのが、デビットカードを使った場合のポイント還元だ。

結論からいうと、デビットカードでもポイントが貯まるものはある。
ただし、カードの種類によって還元率は異なる。

例えば、楽天銀行JCBデビットカードは、通常の買い物で100円につき1ポイント、つまり1.0%の楽天ポイントが貯まる。

ご利用額100円につき楽天ポイントが1ポイントたまります。(還元率1%)

一方、PayPay銀行の「PayPayデビット」で直接支払った場合は、通常のPayPayステップによるポイント付与の対象外となる。

ここで注意したいのは、銀行のデビットカードで直接支払う場合と、銀行口座からスマートフォン決済の残高にチャージして支払う場合では、ポイントの仕組みが違うことだ。

デビットカードで直接支払う

カード側のポイントが付く
(楽天銀行JCBデビットなら1.0%)

口座から残高にチャージして支払う

チャージではなく
残高払いの時点でポイントが付く

デビットカードからチャージするとポイントは上乗せされる?

では、デビットカードで電子マネーにチャージして、さらに支払い時にもポイントを獲得することはできるのだろうか。

今回調べた方法では、デビットカードによるチャージと残高払いのポイントを二重取りできる仕組みは確認できなかった。

楽天銀行JCBデビットカードでは、電子マネーやプリペイドカードへのチャージは、原則として楽天ポイント進呈の対象外となっている。

電子マネーやプリペイドカードへのチャージ(中略)楽天ポイントは進呈されません。

また、auじぶん銀行の口座からau PAY残高にチャージすることはできるが、これは銀行口座からの入金であり、デビットカードでの決済ではない。

チャージ(入金)ではPontaポイントは貯まりません。

PayPayも同様に、銀行口座から残高へチャージすることはできるが、一般的な他社デビットカードから直接残高にチャージする仕組みではない。

銀行口座からチャージできるからといって、
デビットカード側のポイントまで付くわけではない。

デビットカード中心なら、どの支払い方法がお得?

クレジットカードを利用せず、デビットカードと銀行口座からのチャージを中心に比較すると、次のようになる。

支払い方法 通常の還元率 ポイントの仕組み
楽天銀行JCBデビットで直接支払い1.0%デビットカードの利用ポイント
楽天ペイの楽天キャッシュ残高払い最大1.5%楽天ペイの支払いポイント
au PAY残高払い0.5%au PAYの支払いポイント
au PAYプリペイドカード払い0.5%プリペイドカードの利用ポイント
PayPay残高払い通常0.5%、条件達成で1.0%PayPayステップ
PayPayデビットで直接支払い0%通常のPayPayステップ対象外

※通常の対象取引を想定した比較。キャンペーンや店舗独自の特典は含まない。

楽天銀行JCBデビットカードは、直接支払うだけで1.0%のポイントが貯まる。しかし、楽天ペイの楽天キャッシュ残高払いで最大1.5%の条件を満たしている場合は、楽天ペイを利用したほうが還元率は高い。

一方、au PAYは通常0.5%、PayPayも通常0.5%だが、PayPayは条件達成によって残高払いでも1.0%になる。

PayPayステップ 支払い方法ごとの付与率 PayPay残高は最大1.0%、PayPayクレジットは最大1.5%
出典:PayPay公式サイト(PayPayステップ)

なお、PayPayステップは2026年6月2日から本人確認が必要になっている。本人確認が完了していない場合は、通常のポイント付与も対象外となるため注意が必要だ。

月3万円の買い物ではどのくらい差が出る?

例えば、毎月3万円を支払った場合を考えてみる。

月3万円の支払いで1年間に貯まるポイント
楽天ペイ(最大1.5%)
5,400pt
楽天銀行JCBデビット(1.0%)
3,600pt
PayPay残高(条件達成時1.0%)
3,600pt
au PAY残高(0.5%)
1,800pt
PayPay残高(通常0.5%)
1,800pt
毎月の差
300pt
年間の差
3,600pt

楽天ペイ(最大1.5%)と、au PAY・PayPayの通常0.5%を比べた場合

楽天銀行JCBデビットカードの直接払いと比較しても、年間では1,800ポイントの違いがある。

ただし、これは月3万円すべてがポイント付与対象となり、端数による切り捨てが発生しないと仮定した計算だ。実際には買い物ごとの金額や支払い方法、ポイント付与条件によって獲得ポイントは変わる。

公式サイトでもポイント還元の仕組みを確認してみた

各社の公式サイトには、ポイント還元率や付与条件を説明する図が掲載されている。

楽天ペイの公式サイトでは、楽天ポイントカードの提示と楽天ペイ残高払いを組み合わせることで、最大2.5%の還元を受けられる仕組みが図解されている。

ピッしてペイ 楽天ポイント最大2.5%還元
出典:楽天ペイ公式サイト

また、PayPayステップの公式サイトでは、基本還元率と、決済回数・利用金額の条件を満たした場合の還元率が比較できる。

PayPayステップ 基本付与分0.5〜1.0%+条件達成特典0.5%で最大1.5%
出典:PayPay公式サイト(PayPayステップ)

au PAYの公式サイトでは、銀行口座などからのチャージ方法と、残高を利用したコード決済の仕組みが説明されている。

これらを確認すると、同じスマートフォン決済でも、ポイントが付くタイミングや還元率を上げる条件が異なることがわかる。

結局、普段の買い物は楽天ペイを使い続けることにした

今回、実際の買い物履歴をもとに比較してみたところ、普段の少額決済では楽天ペイの還元率が高いことがわかった。デビットカードについても調べてみたが、銀行口座からチャージしたからといって、必ずポイントが上乗せされるわけではない。

楽天銀行JCBデビットカードで直接支払えば通常1.0%のポイントが貯まるが、楽天ペイの楽天キャッシュ残高払いで最大1.5%の条件を満たしているなら、そちらを使うほうがお得だ。

もちろん、PayPayやau PAYのキャンペーン、店舗独自の特典などを利用すれば、逆転することもあるだろう。ただ、ポイントを貯めるために必要のない買い物をしたり、還元率の条件を達成するために無理に支出を増やしたりするのでは意味がない。

普段の買い物をそのまま続けながら、
自然にポイントが貯まる方法を選ぶ。

今のところ、私には楽天ペイが一番使いやすそうだ。


参考にした公式サイト

※還元率や適用条件は変更される場合があるため、最新情報は各サービスの公式サイトで確認してほしい。

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